青空
ブルーハーツの曲に、「青空」という曲がある。
私の大好きな真島昌利の楽曲だ。
歌詞の意味やリスナーの解釈を手軽に調べることが出来るようになり、探してみた。
なるほど、インディアンの迫害や、ゴールドラッシュの欲望の様、アパルトヘイトのことなどを示しているようで、とても納得した。
歌詞の解釈を発表している方の読解力は、いつも凄いものだと憧れる。
私のお気に入りというか、胸に突き刺さるフレーズは、「青い空の真下で」という部分だ。
「青い空」というフレーズに込められた意味も、様々な解釈が発表されており、なるほどと思うものばかりだ。
私の考えでは、
「どんなに酷いことがこの世の中で起きても、空は常にいつものきれいな青空。それは、ニュース映像の現場の頭上にも、それをみて思いにふける自分の頭上にも」
といったところだ。
地球が誕生してから一切変わらない青空の下で、人類は一体何をしているのだろう。
「まぶしいほど」には、空に問いつめられ情けなく答えようがないからあまり見ないでくれ、といった意味が含まれているのかもしれない。
あまりの純粋さは、直視できないものであり、それを「まぶしい」と表現したのではないか。
数年前に某テロ集団が、人質をひざまづかせている映像がニュースで流れましたが、その背景にも「まぶしいほど青い空」があった。
映像を見た瞬間、この曲を思い出したものだ。
恐ろしくて思い出したくないが、悪い意味で人類を象徴している映像がまた一つ増えてしまったと、脳裏に焼き付いている。
こんなこと考えて悶々としているぐらいなら、大衆と一緒にバスに乗って考えてることをやめてしまいたい、
が、それも出来ない自分がいる。
嗚呼、(自分の気持ちに反し)無駄に天気は良い。
真島昌利の言葉の選び方は本当に美しい。選んでるのか、パッと浮かんでしまうのか、知りたい。